グレープシティは7月29日に、GoogleのWebアクセス解析ツール「Google Analytics」、クラウド型グループウェア「Google Apps」、マイクロソフトの顧客管理サービス「Dynamics CRM」に対応したデータ接続ツールの販売を開始した。

今回、販売開始された3種のツールは、ノンプログラミングデータ接続ツール「CData」シリーズのラインアップとして追加された。CDataシリーズは企業内で利用が拡大し続けるクラウドサービスのデータを手軽に活用できるよう、ノンプログラミングでExcelやAccessなどのOfficeソフトやBIツールと接続できるようにしたツール群。

3種類の新ツールはいずれもExcelアドイン、ODBC、JDBC、ADO.NET版が用意されており合計23製品が提供される。

「CData for Google Analytics 2015J」は、無料で使えるアクセス解析サービスのGoogle Analyticsをデータソースとして利用できる製品群で、ODBC版やExcelアドイン版を利用すると、Microsoft AccessやExcelといったOffice製品、あるいはTableauなどのBIツールとAnalyticsの各種データをノンプログラミングで接続できる。

「CData for Google Analytics 2015J」の画面

「CData for Google Apps 2015J」は、一般的なデータベースと同じインタフェースで、Google Appsの連絡先やカレンダー上のタスクのデータを取得でき、また、Googleドライブのファイルとフォルダ一覧に簡単に接続する手法を提供する。

「CData for Dynamics CRM 2015J」は、営業部門からマーケティング、コールセンターなど他部門にわたる業務を統合した「Microsoft Dynamics CRM」で管理している膨大なデータにODBCやJDBC、ADO.NETなどで接続可能で、社内の別のシステムと連携させたり、ADO.NETを使ってDynamics CRMのデータを活用したサブシステムを短期間で開発できる。