ヤマハ発動機は7月27日、産業用ロボットの駆動を高速かつ高精度に制御するロボットドライバの新製品「RDV-X」「RDV-P」の販売を9月より開始すると発表した。

「RDV-X」は、サーボモータ単軸ロボットFLIP-Xシリーズ、「RDV-P」はリニアモータ単軸ロボットPHASERシリーズに対応し、それぞれ現行の「RDX」「RDP」の後継機種となる。両製品は応答周波数が従来機種に比べ約2倍向上したことにより、単軸ロボットの位置決め整定時間が約40%短縮された。また、コンパクト設計により制御盤内の設置幅を従来機比で約45%削減することが可能となった。さらに、従来機種と同様のパラメーター設定と取り付け穴を同ピッチで設けることで、ソフト・ハード面共に置き換えが容易となっている。

価格は両機種とも7万5000円~(税抜き)で、2機種合わせて1年間1500台の販売を目指すとしている。

ロボットドライバ「RDV-X」(左)と「RDV-P」