ダイキンは、全国の20代~70代の室内でペットを飼っている男女600人を対象に、「人とペットが共生する室内環境と空気の課題」をテーマにアンケートを実施した。調査期間は6月3日~5日。

ペットが一緒に生活するようになって、現在、気になっていること・関心のあることはなんですか?

ペットとの生活の関心ごと1位は「ペットの食べ物・飲み物」

ペットと一緒に暮らすようになって気になっていることや関心があることについて尋ねたところ、1位は「ペットの食べ物・飲み物」(27.3%)、2位は「ペットの病気」(19.2%)だった。

4位の「ペットのトイレ」(10.8%)や、5位の「ペットのニオイ」(9.2%)を抑え、3位は「室内の空気の質(抜け毛、清潔度など)」がランクインしており、「空気の質」について関心が高いことがうかがえる。一方、 「室内の温度・湿度管理」は3.7%で、あまり意識されていないことがわかった。

ペットが室内で暮らす上での適温を知っているか聞くと、84.3%が「適温を知らない」と回答した。「適温を知っている」と回答した人も、5割が「夏場は25度以下が適温」と回答するなど、やや低めの温度をイメージする傾向があった。

ペットが室内で暮らす上での夏場の適温を知っていますか? ペットが室内で暮らす上での夏場の適温は何度くらいだと思いますか?

夏場に外出する際、ペットのいる室内環境をどのようにしている尋ねたところか、76.0%が何らかの暑さ対策をしていると回答した。対策をしているのは、犬の飼い主が83.4%に対し、猫の飼い主は66.5%と低くなっている。

対策として、最も回答が多かったのが「エアコンをつけたまま外出する」(29.2%)、2位は「窓を少し開けて外出する」(23.5%)だった。3位には「扇風機やサーキュレーターをつけて外出する」(13.2%)がランクインしているが、犬や猫は体から発汗しないため、扇風機では体温を下げる効果は低く、熱中症対策としてはあまり期待できないという。

夏場に外出する際には、ペットのいる室内環境をどのようにしていますか?

室内空気の衛生で67.7%が「ペットの毛が気になる」

ペットと一緒に暮らしている中で、室内空気の衛生に関し気にしていることについて聞くと、最も多いのは「ペットの毛」(67.7%)だった。2位は「ペット自体のニオイ」(45.3%)、3位は「ペットのトイレのニオイ」(37.3%)となっている。

ウィルス・菌、カビ、花粉といったペットの健康につながる空気の課題については、「空気清浄機を使用している」「猫が玄関で寝転ぶので、あらかじめアルコールスプレーで玄関を消毒している」といった回答も見られた。

室内空気環境の対策にかける費用は月平均「3,644円」

ペットと一緒に暮らす室内空気環境の対策にいくらまでかけられるか聞くと、最も多い回答は「1,000円/月(136人)」だった。次いで「3,000円/月(108人)」、「5,000円/月(91人)」と続き、約7割が5,000円未満と回答した。平均値は「3,644円/月」だが、中には月に10万円と回答した人も見られた。

室内空気への対策に、仮にお金をかけるとしたらいくらまでお金をかけられますか?