「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」に展示される「ガンダムヘッド」。

7月18日から六本木・森アーツセンターギャラリーにて開催される「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」のプレス向け内覧会が、本日7月17日に行われた。

イベントには「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイ役の古谷徹と、サンライズの佐々木ゼネラルマネージャーが登場。見どころや当時の思い出を語るという趣旨で、内覧会の出席者たちとともに会場を回った。

「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」は3部構成となっており、第1章のオープニングシアターでは新作映像「大気圏突入」が上映される。この映像はアニメ第5話の「大気圏突入」をホワイトベースの内部から見るという設定で制作され、シャアザクとガンダムの戦いや、ブライトやミライの緊迫感溢れるやり取りなどが目の前で繰り広げられる。新作映像を初めて観たという古谷は「感動しました! 本当にホワイトベースのブリッジにいるようだった」と仕上がりを満足気に語り、「ここだけで入場料分の価値はあります。でもまだまだ序の口です」と期待をあおった。

続けて「機動戦士ガンダム」の制作資料約1000点が一挙に展示されている第2章「メイキング・オブ・ガンダム」へ。最初の展示室にはアニメの企画段階の貴重な資料が並ぶ。富野喜幸(現・富野由悠季)総監督が当時使用していたデスクを再現したブースも設置され、富野監督の手によるモビルスーツのラフイラストや私物のジャケットが披露された。古谷は安彦良和が描いたアムロら登場人物の最初期設定画に目を止め、「アムロ(の原案キャラ)の名前、本郷東って書いてありますね。このまま行ってたら『アムロ、行きまーす!』ではなく『本郷、行きまーす!』になっていたわけですね。締まらないな」と笑いを誘う。また「僕はアムロの役をやるまで『巨人の星』の星飛雄馬とか『鋼鉄ジーグ』の司馬宙とか、熱血タイプの主人公が多かったんです。アムロの声優オーディションを受けたときに『戦いたくない主人公なんです』と説明されてびっくりしたのを思い出しました。だからナイーブな等身大の少年の雰囲気を出すために、アニメっぽくない、リアルなお芝居を心がけました」と当時を回想した。

「メイキング・オブ・ガンダム」では安彦とメカニック・デザインの大河原邦男らが手がけた制作資料や映画の告知ポスター、レコードのジャケットなどもお目見え。また美術監督の中村光毅をフィーチャーした展示室の天井には地球、スペースコロニー、ア・バオア・クーなどの位置関係を完璧に再現した模型が吊り下がっている。安彦が描いた原画約500点が展示されているコーナーで古谷は「モビルスーツはロボットみたいなものだけど、安彦さんが描くと人間っぽいんですよね。それがとても魅力です」と話す。「いちばん好きなモビルスーツは?」という質問には「やはりRX-78-2です。でも2番目は量産型ゲルググ」とこだわりを見せた。

第3章のタイトルは「ガンダムは終わらない」。「機動戦士ガンダム」以降、続々と発表されているガンダムシリーズのダイジェスト映像や、OVA「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の制作資料が紹介されている。展覧会の最後には先日制作が発表されたシリーズ最新作「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場するガンダム・バルバトスの立像も。

このほか会場には、東京展限定のガンプラなどが販売されるオフィシャルショップや「機動戦士ガンダム」をイメージしたメニューが提供されるカフェを併設。また展示を解説する音声ガイドは3種用意され、アムロ役の古谷、シャア役の池田秀一、ミライ役の白石冬美がそれぞれ声を担当した。1日10台限定で赤くデザインされた音声ガイド「シャア専用機」も貸し出される。

「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」は、明日7月18日から9月27日まで開催。昨夏に大阪文化館・天保山にて開かれ盛況を博した同展覧会から、一部展示や販売グッズを変更して行われる。なおauの動画配信サービス・ビデオパスでは、このイベントの開催を記念して「機動戦士ガンダム」を全話見放題で配信するキャンペーンを実施しているので、チェックしてみては。

「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」

会期:2015年7月18日(土)~9月27日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階