7月8日、帝国データバンクと東京商工リサーチから2015年上半期(2015年1月~2015年6月)の全国企業倒産の集計結果が発表された。同年同期の倒産件数と負債総額は、帝国データの発表では4400件/9752億600万円、商工リサーチの発表では4568件/9902億7600万円となっている。

帝国データバンクの調査結果

2015年上半期の全国企業倒産の件数は4400件で、2014年上半期の4756件に比べ7.5%減少し、6年連続で前年同期を下回った。四半期別では、前年同期比では13期連続の減少となったが、前期比では2011年第1四半期以来4年ぶりの2期連続増加を記録した。

年半期別件数推移 資料:帝国データバンク

2015年上半期の全国企業倒産の負債総額は9752億600万円と、前年同期を8.3%下回った。3年連続の前年同期比減少となるとともに、上半期としては2000年以降で最小を記録したという。四半期別では、第1四半期は7期ぶりの前年同期比増加となったが、第2四半期には再び同減少となった。負債トップは江守グループホールディングスの711億円。

年半期別負債総額推移 資料:帝国データバンク

業種別では、上半期としては2010年以来、5年ぶりに7業種すべてで前年同期を下回った。なかでも、建設業(802件、前年同期比15.0%減)は2ケタの減少率が7期連続、運輸・通信業(180件、同19.6%減)も2ケタの減少率が2期連続した。

地域別では、9地域中8地域で前年同期を下回り、北陸(133件)と中国(204件)は前年同期比2ケタの大幅減少となった。一方、九州(352件)は前年同期比では横ばい(同数)だが、前期比では8.6%増加した。

商工リサーチの調査結果

2015年上半期の倒産件数は4568件で、前年同期比9.9%減(505件減)で、上半期としては6年連続で減少した。水準としては1991年(4723件)以来、24年ぶりに5,000件を下回ったという。都道府県別では、32都道府県が前年同期を下回った。

2015年上半期の負債総額は9902億7600万円で、前年同期比6.0%減(638億3000万円減)となった。3年連続で前年同期を下回り、上半期としては1990年(7274億5100万円)以来、25年ぶりに1兆円を割り込んだという。

負債10億円以上の大型倒産は146件(前年同期148件)で、上半期では過去20年間で最少だった。一方、負債1億円未満は3315件(構成比72.5%)となり、小規模企業の倒産を中心に推移した。

企業倒産年度推移 資料:東京商工リサーチ

産業別では、農・林・漁・鉱業・建設業・製造業・卸売業・小売業・金融/保険業・不動産業・運輸業・情報通信業・サービス業他の10産業のうち、卸売業を除く9産業で前年同期を下回った。唯一、増加した卸売業は743件(前年同期比6.2%増)で、上半期としては3年ぶりに増加に転じた。業種別では建築材料卸(48→62件)や医薬品・化粧品等卸(19→32件)で増加が目立ったとしている。

地区別では、北海道・東北・関東・中部北陸・近畿・中国・四国・九州の9地区のうち、九州を除く8地区で前年同期を下回った。