エールフランス航空は7月2日より、ファーストクラスとビジネスクラスでパリ発・日本発共に、本格的な和食のサービスを開始する。予約受付は7月1日からとなる。

7月2日から日本発便で提供する牛すき焼き すき餡添え

エールフランス航空では2013年に5億ユーロを投資する、全クラスの品質向上プロジェクトを発表した。2014年にはエコノミークラス、プレミアムエコノミークラスの新シート、新しいテーブルウェアと共に、フルフラットの新ビジネスクラスシートを導入、テーブルウェアも一新している。

2015年にはスイートルーム空間の新しいファーストクラス"ラ・プルミエール"を日本で披露し、5月より羽田発パリ行きのAF293便で、レストラン仕様の本格的なテーブルウェアによる食事サービスと共に提供する。

機内食はミシュランスターのシェフたちによってメニューを開発し、ワインは世界ソムリエチャンピオンが厳選するのに加え、今回、ユネスコの無形文化遺産に登録された和食を日本路線のファーストクラスとビジネスクラスで提供することとなった。なお今までどおり、本格的なフランス料理も選択することができる。

和食メニューは出発時間の90日前から24時間前までの事前予約となる。PC、あるいはモバイルから、航空券購入時あるいはサイト内の予約の確認・変更のページ、または、オンライン・チェックイン時に申し込みができる。そのほか、エールフランスのコールセンターでも対応している。和食の注文は無料で追加料金などはかからないが、限定数での提供となるため、同社は早めの申し込みを推奨している。

日本発便での提供予定の一例

日本発の例として7月2日からは、前菜(合鴨ロース煮、野菜、海老芝煮、京芋昆布まき、もろ胡瓜味噌添え、茗荷漬物寿司)、お椀(湯葉とねぎのお吸い物、柚子風味)、小鉢二種(キングサーモン昆布〆、鯛昆布〆、ほうれん草胡麻和え)、台の物(牛すき焼き、すき餡かけ、白菜、豆腐、笹がき牛蒡、人参含め煮、ブロッコリー、型抜きご飯)、香の物(柴漬け、白沢庵)、和菓子(季節の上生菓子)を提供する。

また、開始予定日は未定だが日本発の例として、前菜(牛肉照り焼き、鰊昆布巻き、焼き栗甘露煮、海老のお寿司)、お椀(庄内麩と葱、若布のお味噌汁、山椒風味)、小鉢二種(スモークサーモン花作り、焼き目帆立、金平牛蒡の胡麻風味)、台の物(鯛二色焼(塩焼き、黄金焼き)、揚げ茄子、里芋白煮、銀餡添え、赤パプリカ、ほうれん草、繊切り人参、型抜きご飯)、香の物(桜漬け、胡瓜浅漬け)、和菓子(季節の上生菓子)も予定している。

フランス発の例として7月2日からは、前菜(つくね煮、卵焼き、ズッキーニ花作り、かぼちゃの旨煮)、お椀(葱、若布のお味噌汁)、小鉢二種(スモークサーモン野菜添え、鰻寿司)、台の物(鮟鱇の揚げ物、かに餡添え、人参と椎茸の旨煮、型抜きご飯)、香の物(柴漬け、胡瓜浅漬け)、甘味(チョコレートボンボン)を予定している。