ボーダレス・ジャパンは16日、多国籍シェアハウス「BORDERLESS HOUSE(ボーダレスハウス)」が、2015年6月中に日本・韓国・台湾の3カ国で合計100棟を突破すると発表した。

ボーダレスハウスは2008年5月に開始。同社代表取締役社長の田口一成氏がある外国人顧客向けの部屋を探していたところ、ほとんどの大家・不動産会社から「外国人はお断り」と言われ、疑問を感じたことから始まったという。また、「多くの留学生が実は日本人とまともに接する機会がなく、日本のコミュニティと接点を得られないまま帰国してしまう」という現状を打開する目的もある。

大家に対し家賃保証して物件を借上げることで、国籍に関係なく外国人が安心して住める環境を提供するとともに、外国人と日本人が共同生活する場を通じて、新たな価値観や異文化に触れることができる環境を提供している。

ボーダレスハウスでの交流の様子

2012年に韓国、2014年に台湾に進出。2015年6月中には、日本で3ハウス(戸田公園、下北沢、大阪鶴橋)、韓国で1ハウス(ホンデ)、台北で2ハウス(信義安和、忠孝敦化)の計6ハウスをオープンする。このうち、25日にオープンする大阪鶴橋は関西第1号ハウスとなり、29日の下北沢、忠孝敦化の2ハウスのオープンをもって、日本・韓国・台湾の3カ国で合計101棟を達成する。