アンテリオはこのほど、70歳以上の一般男女を対象に実施した「健康意識調査」の結果を明らかにした。調査期間は2015年1月と5月。

健康だと認識する指標

同調査は、2015年1月に会場面接(100人)、2015年5月にインターネット(1,023人)で実施した。

「健康だと認識する指標」について尋ねたところ、「おいしく食事が食べられる」「自分で自分のことができる」「自分で考えて判断できる」が上位に挙げられた。これらの結果から同社では、高齢者が理想とする健康の姿は「自立した生活を生涯維持できること」であると分析している。

通常の健康状態について聞くと、普段「あまり健康ではない」「健康ではない」と感じている人は、合わせて全体の23.1%であることがわかった。そのうち、医師の治療を受けることなく、市販薬などを使って自分で治療する「セルフメディケーション」を行うことがあると回答したのは59.5%となっている。

左:通常の健康状態 右:セルフメディケーションの実態

処方薬の印象について尋ねたところ、「効果が高い」「安全性が高い」「信頼できる」という回答が多かった。一方、市販薬の印象は「価格が高い」「補助的なもの」で、4割が「なるべく使いたくない」と回答している。

漢方薬は「価格が高い」と認識されているものの「安全性が高い」「自然」という印象が強いことがわかった。サプリメントの印象は市販薬に近く、「価格が高い」「補助的なもの」「効果があるのかわからない」と認識されており、同じく4割が「なるべく使いたくない」と回答した。

処方薬、市販薬、漢方薬、サプリメントの印象