東日本電信電話(NTT東日本)は6月10日、法人向けイーサネット・サービスである「ビジネスイーサ」の新サービスとして、「ビジネスイーサ プレミア」を発表した。2015年12月を目処に提供開始の予定。月額料金は1Mb/sの品目で16万円(税別)から、別途初期費用が必要。

新サービスは、帯域保証・高信頼・低遅延といった従来の専用線と同等の品質の通信を、広域イーサネットの技術をベースにすることで安価に実現したイーサネット通信サービス。同サービスにより、「ビジネスイーサ ワイド」と比べてさらに信頼性の高いプライベート・ネットワークの構築が可能になるとしている。

ビジネスイーサ プレミアのサービス提供イメージ

帯域を完全に専有し他のトラフィックの影響を受けずに安定した通信を実現する、帯域保証がある。またSLAとして、ビジネスイーサ ワイドで提供している故障回復時間・遅延時間・稼働率に加え、開通遅延・故障通知・重複故障を設定し、サービス品質を高い水準で保証するという。 さらに、中継区間で故障が発生しても経路切替などによる瞬断が50ms以下(一部の例外を除く)とする信頼性や、中継区間において短い通信経路を選択・設定することで低遅延サービスを実現するといった特長を持つ。

サービス品目は、1Mb/s(月額16万円(税別))、10Mb/s(月額33万円(同))、100Mb/s(月額80万円(同))、1Gb/s(月額240万円(同))の4種類。一般的な新規拠点工事の場合の初期費用は、契約者回線1回線ごとに2万7,100円(税別)。提供地域は同社のサービス提供エリア。