パロアルトネットワークスは5月27日(米国時間)、シリコンバレーに本社を置き、SaaS(Software as a Service)アプリケーション向けに高度に特化したセキュリティ技術を持つCirroSecure社を買収したと発表した。

これまで、SaaSアプリケーションを効果的に管理・保護するツールは存在しなかったが、CirroSecureの技術は、ポリシーやデータセキュリティに対する攻撃の発生を迅速に判定して、日々SaaSアプリケーションの利用状況を分析しながらすべてのユーザー・フォルダ・ファイルにまたがる操作全体を完全に可視化。

これにより、アプリケーションを安全に保つ、高度なアプローチをとる。SaaSアプリケーションに対する侵害は、詳細なコンテキストを意識した方法で防御し、組織が機密データの損失を防止するために、侵害が発生した際に即座にユーザーとデータを隔離できる。

CirroSecureの技術で保護されるSaaSアプリケーション 資料:Palo Alto Networks

パロアルトネットワークスのセキュリティプラットフォームにCirroSecureが加わることで、Box、Dropbox、GitHub、Google Drive、salesforce.comといった組織に高度なコラボレーションをもたらすSaaSアプリケーションで共有される事の多い重要なデータを保護するセキュリティ機能が実現されるという。

CirroSecureの技術は2015年後半に、サブスクリプションサービスや、パロアルトネットワークスのエンタープライズセキュリティプラットフォームの一部としてリリース予定となっている。