衣類を始め、ソファやじゅうたんなどについてしまったシミ。大事にしていたのに…と落ち込む前に適切に対応することで、元のキレイな状態が復活します。このコラムでは、「しょう油」など、よく付いてしまう汚れの落とし方をご紹介。アドバイスをくれたのは、洗剤・柔軟剤メーカーのNS ファーファ・ジャパンです。

【シミ取り前に覚えておきたいこと3カ条】
1.シミがついたら、とにかく手早い対応を!
2.シミの種類に合った対応を行うこと!
3.まずは目立たないところでテスト!

しょう油、ソースの汚れ

しょう油やソースの汚れは、すぐに洗えば水でラクに落とすことが可能。ただ、お出かけ先でついてしまった場合などは、おしぼりをトントンとたたくようにして汚れをとるといいでしょう。

しょう油は早ければ水で簡単に落ちる(画像はイメージ)

油性ペンのインク汚れ

油性ペンのインクは、基本的には水では落ちないので、アルコールやベンジンなどで汚れを溶かす必要があります。それらに洗濯洗剤を少し混ぜて、たたき洗いをしましょう。こちらもできるだけ早く対応するのがポイントです。

食用油の汚れ

油汚れは、意外に簡単に落とすことができます。中性タイプの台所用洗剤や衣料用洗剤を用いて部分洗いしてから普通に洗濯すれば、大抵はシミにならずスッキリ落とせます。

泥汚れ

泥は基本的に水に溶けないため、洗剤のパワーだけでなく、物理的な力が必要になってきます。液体洗剤をつけて、たたいたり、ブラシでこすったりするのがオススメです。ただし、こするときにゴシゴシやるのはNG。強くこすると、衣類を痛めて汚れが逆に落ちにくくなるので、やさしく軽めに行って繊維の中までキレイにしましょう。粉末タイプの洗濯洗剤を使う場合は、水に溶かしてから使ってください。

汚れがいろいろ混ざっていたら?

泥汚れや食べこぼしなど、いろいろ種類の汚れがついてしまったときには、落としにくい汚れからとっていくようにしましょう。基本的には、まず油性の汚れから落とし、その上で水性の汚れを順番に落としていくと、キレイにシミがとれ、あとになりにくくなります。


池上潤さん(写真右)
NS ファーファ・ジャパン 執行役員 研究開発本部長 兼 第1研究開発部長。社歴20年以上で、ランドリー製品からホームケア製品、パーソナルケア製品をも含めた日常生活に関わる様々な「洗う」の研究開発に関わってきたスペシャリスト。「日常の生活で落とせない汚れはない」との熱い思いを胸に、日々開発に取り組んでいる。好きな洗剤は「ファーファラボ 柔軟剤の香りひきたつ無香料洗剤」「ファーファラボ 気になる成分無添加洗剤」

和智真理子さんさん(写真左)
マーケティング本部 マーケティング部 第1ブランドグループ。ランドリー製品、主に柔軟剤のマーケティングを担当。マーケットリサーチから商品企画、販促に至るまで一連の流れを手がけ、日々の生活が楽しくなる商品づくりを目指している。また広報・PRも兼務し、自社商品の認知度向上にも尽力している。好きな洗剤は「UVカット洗剤」