日本銀行は26日、2015年4月の企業向けサービス価格指数(速報、2010年平均=100)を発表した。それによると、広告や運輸など企業間で取引する価格水準を示す企業向けサービス価格指数は、消費税の影響を除いたベースで前年同月比0.5%上昇の100.0となり、22カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から0.1ポイント拡大。前月比では0.2%下落した。

消費税を除く企業向けサービス価格指数(出典:日本銀行Webサイト)

企業向けサービス価格指数は前年同月比0.7%上昇の102.8と、22カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から2.4ポイント縮小。前月比では0.1%下落した。

為替相場や海外景気の影響を受けにくい総平均(国際運輸を除く)は前年同月比0.7%上昇の102.7と、19カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から2.4ポイント縮小。前月比では0.1%下落した。

企業向けサービス価格指数(消費税の影響を除く)を業種別に見ると、諸サービスは前年同月比1.2%上昇し、うち宿泊サービスは同9.0%上昇、労働者派遣サービスは同1.6%上昇、廃棄物処理は同0.9%上昇した。広告は同1.0%上昇し、うち新聞広告は同5.9%上昇、テレビ広告は同2.2%上昇した。不動産も同0.1%上昇した。