液晶ディスプレイとキーボードの使い勝手は?

液晶ディスプレイのサイズは12.5型で、解像度は2,560×1,440ドットだ。液晶パネルの駆動方式はIPS、視野角は左右178度と広い。WQHD表示の画面は非常に高精細で、NTSC比は72%と色域が比較的広めなこともあって色合いは鮮やかだ。実際は彩度が高めに設定されているようで、個人的な好みの部分もあるが、若干鮮やかすぎるような印象を受けた。写真や動画をより印象的に楽しめるという点では特に問題ない。

解像度2,560×1,440ドットのIPSパネルを採用している。液晶ディスプレイの明るさを最大にしても、輝度はそれほど高くなかった

付属のキーボードドックは87キーで、標準的な日本語配列を採用している。キーピッチは実測で約18.5mm、キーストロークは実測で1mm前後だった。「\」キーのみ、キーの横幅がやや狭くなっているものの、それ以外のキーサイズはおおむね等幅で違和感なく利用できる。入力時には軽いクリック感があってタイプ感そのものは悪くはないのだが、キーストロークがやや浅く底打ち感がある。入力時に少々たわみが生じるのだが、軽めのタッチに慣れれば問題なく利用できるだろう。

標準付属のキーボードドック。キーピッチは実測で約18.5mm

本体との接続にはBluetoothを利用。タブレットと離して利用することも可能だ

キーボードドック側にはmicroUSB端子が用意されているが、これはキーボードドックの内蔵バッテリを充電するためのもので、USBのデータ通信には対応していない。付属のUSBケーブルを使って充電し、フル充電の状態から約45時間利用できる。また、キーボードドックの内蔵バッテリも、キーボードドック専用のものだ(クラムシェルスタイルにしても、タブレット本体のバッテリ駆動時間を延ばす効果はない)。

キーボードを充電するには、本体とmicroUSBケーブルで接続する必要がある

キーボードを充電しながら利用するには写真のようにケーブルを接続する必要があり、取り回しが不便だ

無線機能は、IEEE802.11a/b/g/nの無線LANとBluetooth 4.0に対応。液晶ディスプレイ上部のWebカメラは、有効画素数が約92万画素だ。タブレットとして利用するならリアカメラも欲しいところだが、本体サイズが大きくスナップ撮影用には向かないことを考えると、妥当なところなのかもしれない。

インタフェースとしては、タブレット側にmicroUSB 3.0、microHDMI、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力が用意されている。microUSB 3.0を採用している点が特徴的だが、端子の数としては標準的なタブレットと同程度だ。だが、PCとしては少しもの足りない。

タブレット側の底面部にはキーボードドック接続用の穴と、右側にmicroSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロットが配置されている

左側面には音量調節ボタンとWindowsボタン、電源コネクタを配置

右側面のインタフェース類は、ヘッドホン端子、microHDMI端子、microUSB3.0(microUSB2.0としても利用可能)の構成だ