サイオステクノロジーとプレナスは5月18日、米国において共同出資で合弁会社を設立すると発表した。

今回の合弁会社設立は、サイオスおよび同社グループ各社がこれまで培ってきたオープンソース・ソフトウェアやクラウド・コンピューティング関連の技術開発力と、「Hotto Motto(ほっともっと)」「やよい軒」などを展開するプレナス・グループの飲食店事業運営の経験を合わせ、プレナス・グループが海外で展開する定食レストラン「やよい軒」(YAYOI)の店舗および一般の飲食店事業者に向けたITシステムの開発および販売・保守を行うためのもの。

新会社の商号は「BayPOS」、本店はカリフォルニア州に置き、寺本達弘氏がCEOを務める。資本金は200万米ドル(約2億3,800万円)で、出資比率はサイオスが49%、プレナスが51%。7月上旬に設立を予定している。

新会社の設立により、サイオスとプレナスの両社は、海外における和食ブームを反映して出店を拡大する海外のやよい軒(YAYOI)店舗向けに、戦略性の高いシステムを迅速に構築できるとし、また一般の海外飲食店舗にも適用できる汎用的な飲食店事業者向けITシステムの開発と販売拡大を図っていくという。

具体的には、店舗が利用客から認知を得るためのオウンド・メディアやモバイル・アプリ等の仕組みや、予約、来店、メニュー選び、食事、会計、退店、その後のフォローまでITを利用した一連の顧客体験を提供し、再来店をもたらす効果を高めるとしている。

またPOSデータ連携や厨房内でのレシピの管理とスクリーン表示など、各種デジタル機器を組み合わせて店舗運営に必要な仕組みを総合的に提供するほか、将来の拡張にも対応できる柔軟性を備える。

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