ARアドバンストテクノロジ(ARI)とクラウディアンは、ARIが開発提供するファイル自動管理ソフトウェア「ZiDOMA data」の新バージョンと、クラウディアンが開発提供するスケールアウト型オブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HyperStore」との相互接続性を公式認定したと発表した。

これにより、現在データを保管しているNASとCLOUDIAN HyperStoreストレージ間、またはCLOUDIAN HyperStoreストレージ相互間において、GUI操作で自動的に大量データを転送できるようになる。

ZiDOMA dataを使い、NASとCLOUDIAN HyperStore間、CLOUDIAN HyperStore間で、ポリシー設定により、ファイルを自動移行

CLOUDIAN HyperStoreは、汎用サーバをハードウェアとして使うSDS。

一方、ZiDOMA dataは、ファイルのサイズ、更新日時、利用頻度といったポリシーに応じて、ストレージのデータをNAS・NAS間、NAS・クラウド間、クラウド・クラウド間で移動・複製できるアプリケーション。ストレージ更改時のデータ移行、遠隔地保管、データセンター間複製、クラウド利用等におけるデータ転送をタスクとして管理し、スケジュール実行できる。

また、ILM(Information Lifecycle Management)ツールとしても活用でき、アクセス頻度の少ないデータが大きな割合を占めるファイルサーバでZiDOMA dataを使い、オブジェクトストレージに移動し、データの階層管理をすることで、将来的なITコスト増加の抑制も期待できるという。