ラトックシステムは30日、本体に有線LANポートを備え、PCを使わずにゲーム機などの映像を録画、配信できるキャプチャユニット「LAN対応HDゲームキャプチャーボックス(REX-HDGCBOX2)」を発表した。5月下旬の発売を予定し、価格は税別24,000円。

LAN対応HDゲームキャプチャーボックス(REX-HDGCBOX2)

PlayStation 4やPlayStation 3、Xbox 360、Xbox One、Wii Uといったゲーム機と直接接続し、PCを使わずにゲームのプレイ画面を録画することができる。「ストリーミングモード」「SDカード録画モード」「パソコン録画モード」という3種類の録画モードが利用可能で、背面のスイッチで切り替える。

ストリーミングモード

「ストリーミングモード」では、LANを通じてスマートフォンから本体の操作が可能で、プレイ動画の録画に加え、UstreamやTwitchなどへ配信できる。また、最大4台までのスマートフォンにプレイ動画の配信をすることもできる。ストリーミングモードでの対応解像度は720p/480p/480i、フレームレートは最大30fps。なお、HDCPで保護されたコンテンツの録画やライブ配信はできない。

SDカード録画モード

「SDカード録画モード」は、REX-HDGCBOX2にSDHCカードをセットし録画を行う。対応解像度は1080p/1080i/720p/480p/480i、フレームレートは1080pで最大30fps、それ以外では最大60fps。SDHCカードは最大32GBまで対応する。なお、ラトックシステムではClass10に対応したSDHCカードの利用を推奨している。

パソコン録画モード

「パソコン録画モード」では、PCとUSB 2.0で接続し、付属ソフト「RATOC Game Recoder」を利用してゲーム画面の録画や配信を行う。対応解像度とフレームレートは「SDカード録画モード」と同様で、1080p/1080i/720p/480p/480i、1080pで最大30fps、それ以外では最大60fps。

いずれのモードも、動画保存形式はM2TS(コーデックがH.264+AAC)、「SDカード録画モード」以外では、静止画の保存も可能で、対応形式はBMP/JPG/PNG/TIFF。

映像入力インタフェースは、HDMI×1、コンポーネントビデオ×1、映像出力インタフェースはバススルー出力対応のHDMI×1。音声入力インタフェースはRCA。

本体サイズはW130×D80×H30mm、重量は155g。スマートフォンやタブレットからの配信コントロールを行う「RATOC GameShare」や、動画編集ソフト「PowerDirector10 お試し版」、動画変換ソフト「MediaEspresso6.5 お試し版」が付属する。