GMOアドパートナーズとGMO NIKKOは4月17日、オリジナルのDMPサービスである「GMOプライベートDMP」において、大幅アップデートを実施したと発表した。

「GMOプライベートDMP」は、ユーザーのWeb上における行動データと、自社が保有する顧客データを分析・セグメントし、マーケティング施策を実施するためのサービスで、抽出されたセグメントデータは、広告配信やメール配信などの連携サービスや外部のサービスで利用可能。

今回両社は、より幅広いマーケティング施策で効果的にセグメントデータを活用できるよう、大幅なアップデートを行った。

GMOプライベートDMPアップデート後の機能イメージ

以前のWeb広告配信は、ユーザーがサイトを訪れた際に関連するタグを呼び出し、それに紐付けられたセグメントデータを連携DSPに受け渡すpiggy(ピギー)back(バック)という連携方式のみだったが、今回新たに提供開始となったCookie Syncによる連携では、DSPの持つCookie情報とセグメントデータを即時に同期することができる。まずは、フリークアウトの「FreakOut」とスケールアウトの「ScaleOut DSP」、GMO NIKKOの「GMO DSP」の3サービスとの連携方法をCookie Sync連携へと切り替え、順次Cookie Sync連携DSPを拡大するという。

またこれまで、セグメントデータをメール配信へ活用するには、対象となるデータをエクスポートし、利用しているメール配信ツールの仕様にデータ形式を編集し直すなどの煩雑な作業が必要だったが、エクスペリアンジャパンのメール配信ソリューション「MailPublisher Smart」との連携を開始したことで、作成したセグメントデータをシームレスに「MailPublisher Smart」へ受け渡すことが可能になり、ユーザーのWeb行動履歴や購買履歴などに応じた最適なパーソナライズメールを配信することができるようになった。

さらに、より効果的なLPO施策を実施できるよう、データアーティストのLPOツール「DLPO」との連携も開始。これにより、作成したセグメントデータをシームレスに「DLPO」へ受け渡すことができるため、ユーザーのWeb行動履歴や購買履歴、趣味嗜好などに応じたより効果的なコンテンツの出し分けが可能となる。