UNITED STATES COMPUTER EMERGENCY READINESS TEAM

US-CERTは4月9日(米国時間)、「WP Super Cache Cross-Site Scripting (XSS) Vulnerability」において、WordPressのプラグインである「WP Super Cache」の特定のバージョンに永続的に機能するクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在すると伝えた。この脆弱性を悪用されると、影響を受けたシステムの制御権を乗っ取られる危険性がある。

この脆弱性が存在するのは「WP Super Cache」のバージョン1.4.4よりも前のバージョン。US-CERTでは、WordPressのユーザーや管理者に対し脆弱性の内容を確認するとともに、脆弱性が存在するバージョンを使っている場合はバージョン1.4.4へアップグレードすることを推奨している。

WordPressは世界中で使われているCMSであり、脆弱性を突いた攻撃が実施されやすいソフトウェアとしても知られている。WordPress自体の脆弱性ではなく、WordPressで使われるプラグインやテーマの脆弱性が悪用されることが多い。WordPressを使用している場合は、WordPressのみならず、使用しているプラグインやテーマについてもセキュリティ情報をチェックしておくことが推奨される。