国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は4月6日(米国時間)、2014年の半導体材料出荷額が前年比3%増となる443億ドルとなったことを発表した。

ウェハプロセス材料の出荷額は前年比6%増となる240億ドル、パッケージング材料の出荷額はほぼ横ばいの204億ドルとなった。ただし、ボンディングワイヤをパッケージング材料から除くと、同分野の出荷額は前年比4%以上の増加となるという。ボンディングワイヤは金から銅ベースへの移行が続いており、それがパッケージング材料の出荷額を抑制する結果となったとSEMIでは分析している。

また地域別にみた場合、台湾が、国内のファウンドリとアドバンスト・パッケージの拠点を背景に、5年連続で世界最大の半導体材料消費地となり、その市場規模は前年比8%増となる9億5800万ドル、2位は5年連続で日本となり、その規模は前年比横ばいの7億1900万ドル、市場規模3位は同2%増の韓国で7億300万ドルとなったという。

地域 2013年(億ドル) 2014年(億ドル) 成長率(%)
台湾 8.91 9.58 8%
日本 7.17 7.19 0%
韓国 6.87 7.03 2%
その他地域 6.64 6.66 0%
中国 5.66 5.83 3%
北米 4.76 4.98 5%
欧州 3.04 3.08 1%
合計 43.05 44.35 3%
2013-2014年半導体材料市場(地域別)