ニトリホールディングスは30日、2015年2月期(2014年2月21日~2015年2月20日)の連結決算を発表した。それによると、純利益は前期比7.9%増の414億5,000万円となり、16期連続で過去最高を更新した。

2015年2月期の連結業績(2014年2月21日~2015年2月20日)(出典:ニトリホールディングスWebサイト)

売上高は同7.7%増の4,172億8,500万円、営業利益は同5.1%増の663億700万円、経常利益は同7.0%増の679億2,900万円だった。

同社グループは、2014年4月の消費増税前の駆け込み需要対策として、商品在庫の早期投入や配達の早期化促進、キャンペーンの早期開催などを実施した結果、増税前の売上高(受注ベース)が大幅に伸長。また、増税後の反動減や円安対策として、商品の原価構造の見直しや既存商品の入れ替えによる商品力の強化を行ってきた。

品揃え対策については、海外の自社工場で開発・製造したPBの核売場「NITORI STUDIO」を全国の店舗に設置し、新シリーズの展開を開始。さらにオリジナルマットレス「Nスリープ」の生産・販売を拡充し、顧客から好評を得ているという。

2016年2月期(2015年2月21日~2016年2月20日)の通期連結業績見通しは、売上高が4,450億円、営業利益が710億円、経常利益が720億円、純利益が436億円を予定している。