ACCESSは3月27日、同社のBeacon端末を用いた位置連動型コンテンツ配信サービスプラットフォーム「ACCESS Beacon Framework(ABF)」をネスレ日本(ネスレ)が採用したと発表した。3種類の本格カフェマシンを職場で無料使用できる「ネスカフェ アンバサダー」向けに新たに開始するBeaconと連動したサービス「ネスカフェ アプリ」を提供する。

「ABF」が実装された「バリスタ」の新サービスコンセプト図

新サービスでは、バリスタに装着された「ABF」のBeacon端末と、バリスタユーザー向けスマートフォンアプリ「ネスカフェ アプリ」が連携し、プッシュ配信機能やSNS機能を駆使した様々なO2Oサービスが提供される。

ユーザーがバリスタに近づき、コーヒーを淹れると、音を感知した「ネスカフェ アプリ」が、ポイント情報や占い・ルーレットといったエンターテインメント系コンテンツ、天気・マシンのお手入れ状況といった便利な情報を「ネスカフェ アプリ」へ発信する。

ほかにも、社内外のバリスタユーザーと繋がるといった楽しみ方も出来る。さらに、「ABF」のGPS機能を使って、最寄りの「ネスカフェ」提供店の検索サービスも実現する。

「ネスカフェ アプリ」の様々なO2Oサービス

ACCESSは、「ABF」のスマートフォン向けアプリケーションSDK(開発キット)、Beacon端末、クラウド管理サービスを一括でネスレへ提供。また、新たに開発された「ネスカフェ アプリ」への「ABF」連携機能の実装を支援すると共に、バリスタ専用に「ABF」のBeacon端末をカスタマイズし、3月末時点で3万個を提供する。

新サービス開始後も、利用者の増加に応じたBeacon端末の追加提供や柔軟なサーバ運用、機能アップデートやテクニカルサポートを行う。

「バリスタ」専用ビーコン