東京都・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーでは、次世代を担う若手作家・熊澤未来子の個展「咆哮」を開催している。開催期間は4月11日まで(日月祝休)、開場時間は11:00~19:00、入場無料。

熊澤未来子「鬼の子の木」2015年 パネル、ジェッソ、鉛筆 454.6×545.4cm 写真:宮島径 (c)KUMAZAWA Mikiko / Courtesy Mizuma Art Gallery

熊澤未来子「新宿放浪」2014 パネル、ジェッソ、鉛筆 162x112cm 写真:宮島径 (c)KUMAZAWA Mikiko / Courtesy Mizuma Art Gallery

熊澤未来子「都心徘徊」2014 パネル、ジェッソ、鉛筆 162x112cm 写真:宮島径 (c)KUMAZAWA Mikiko / Courtesy Mizuma Art Gallery

同展では、制作に一年以上を費やした自己最大の新作「鬼の子の木」を発表。鉛筆を使って精緻に、徹底的に埋め尽くした454.6×545.4センチメートルもの大画面には、大きな樹に覆われた無数の子どもたちと、それをつまみ食らう人々、逆にそれを守ろうとする人間の姿が圧倒的な描写で描かれている。

そのほか、昨年から今年にかけて上野の森美術館で開催された「進撃の巨人展」に出展し注目を集めた2作品(「都心徘徊」、「新宿放浪」)や、雰囲気の違う小品を6点展示している。

なお、熊澤未来子は1983年生まれの画家。2008年に武蔵野美術大学大学院を修了。同年、「世田谷区芸術アワード“飛翔”」、2011年には「VOCA佳作賞」を受賞している。