VAIOというブランドに期待されているのは、主に他社が真似できない革新性と高いデザイン性であるはずだ。最近でこそようやくハイエンド向けの「VAIO Z」や「VAIO Prototype Tablet PC」で革新性を見せたものの、会社の立ち上げ直後に発表された「VAIO Pro」や「VAIO Fit」の“普通さ”加減に落胆したユーザーも少なくなかった。

「VAIO Z」などで革新性を見せているが……

革新的な端末がそう簡単に開発できれば苦労はしないだろうが、VAIOというブランドへの期待はそれだけ大きいということなのだ。当然、スマートフォンでも同等の期待がかけられる。そこにきて、ODM製品にロゴを付けただけのVAIO Phoneが登場したら、厳しい批判が投げかけられても仕方ないだろう。

もちろん、VAIOから登場するスマートフォンは今回のVAIO Phoneが最後ではなく、あくまで「第1弾」とのことなので、今後は様々なソリューション向けの端末や、VAIO Zに相当するようなハイエンド端末も期待できるだろう。VAIO Phone自体も決して素性が悪い端末ではないのだが、あと1~2万円安ければ、もっと反応が違ったのではないだろうか。せめて価格の見直しを期待したい。

(記事提供: AndroWire編集部)