ユーグレナは2月23日、バイオ燃料精製実証設備の建設に向けて、米石油メジャーChevron U.S.A.とCB&I Technology Venturesの合弁子会社であるChevron Lummus Global(CLG)とバイオ燃料アイソコンバージョンプロセス技術を採用することに関する基本合意契約を締結したと発表した。

バイオ燃料アイソコンバージョンプロセス技術とは、CLGと米研究開発会社のApplied Research Associates(ARA)が開発した独自のバイオ燃料製造技術。今回の基本合意は、バイオ燃料精製実証設備を建設するために必要な同技術ライセンスの付与などに関するものとなった。

同技術の採用はアジアで初めてとの事で、2015年3月中にライセンス契約などの締結を実施し、その後バイオ燃料精製実証設備の設計、建設を開始する予定となっている。

ユーグレナはミドリムシなどのバイオマスから抽出した油脂を国内でバイオジェット燃料に精製することを目指しており、今回の合意はその実現性を高めるものとなるとしている。