東北芸術工科大学(山形県山形市)は、同学の卒業・修了制作展に出展された作品の中から、美術科の選抜作品を展示する「卒業・修了制作展>東京展」を開催する。会場は東京都・上野の東京都美術館 第3、4展示室(ロビー階)/ギャラリーA(B3階)。会期は2月23日~27日 9:30~17:30(入場は17:00まで)。入場無料。

田久保静香「cup and saucers」(工芸)

大野菜々子「永遠の、夢のような幸福」(日本画)

同展は、同学キャンパスにおいて2月10日~15日に実施された卒業・修了制作展(山形展)の出品作品から、優秀な作品を厳選して展示するもの。2007度の初回から今回で8回目の開催となる。日本画、洋画、彫刻、工芸、テキスタイルなどの作品を披露する同展は、美術およびデザイン関係者から高い評価を得ており、多くの評論家や美術家、他の芸術大学の学生らも訪れるとのことだ。会場には学生らが常駐しており、制作者の声を直接声を聞くことができるという。

また、初日の2月23日には「オープニングイベント」として、13:00~14:30に卒業生の母校、予備校の恩師らによる美術や教育についても交えたディスカッション「美大受験を支えてくれた恩師と語る」、15:00~16:30にはウルトラファクトリーディレクター・現代美術家ヤノベケンジを迎えての「ゲストトーク」が予定されている。会場はともに東京都美術館 第3展示室(ロビー階)。さらに、17:00~19:00には中央棟2F MUSEUM TERRACE(ミュージアム・テラス)において「オープニングパーティー」(参加費1,000円)が予定されている。