東陽テクニカは2月19日、モバイル端末用サイバー攻撃対策ソリューション「zMTD」を開発・提供する米Zimperiumと戦略的パートナーシップを確立したと発表した。

このパートナーシップは、モバイル・サイバー・ セキュリティ事業の強化を目指したもので、米Zimperiumのソリューションを東陽テクニカが国内で販売する。2014年10月に国内総代理店契約を締結していたが、更に強固な協力関係を構築するため、この2月にZimperiumに対して100万米ドル(約1.2億円)を出資した。

zMTD製品イメージ画像

Zimperiumは、モバイル端末へのマルウェアの侵入を未然に防ぐ 「不正侵入防止機能(IPS:Intrusion Prevention System)」を備えたセキュリティツールを提供している。

今回販売を開始する「zMTD」は、モバイル端末への攻撃トラフィック受信或いはモバイル端末内部からの異常発信を 検出し、即座に端末外部との通信を切断する機能を備えたセキュリティソフト。

iOSやAndroid OSを搭載するスマートフォンなどにインストールすることで端末の通信を常にモニターし、あらゆるセキュリティ問題を検知。いわゆる「ゼロデイ攻撃」にも対応しているという。

製品標準価格は1ライセンス1万2000円/年(税別)から。