シトリックス・システムズ・ジャパンは2月19日、同社のWorkspace Suite/XenDesktop/XenApp/XenMobile/Citrix NetScaler VPXなどのソリューションを、サービスプロバイダを通じてクラウドサービスとして提供する「Citrix Service Provider(CSP)プログラム」を拡充すると発表した。これによりユーザーは、同社製品をCSPプログラムパートナーが提供する月額課金のサービスとして利用可能になり、初期投資が不要なため導入の時間やコストなど最小限の投資でソリューションを利用開始できるという。

同プログラムは、サービスプロバイダのビジネスモデルに合致するようデザインした、ARPU(ユーザー当りの平均売上)を向上させるためのソリューションを提供するもの。マルチテナント対応やプロビジョニングの自動化、サービスポータルの構築など、通常ライセンスのソフトウェアには含まれない、同プログラムだけで利用可能な機能を、サブスクリプション型のライセンスモデルを通じて提供する。サービスプロバイダは同プログラムの活用により、既存顧客へのサービスの拡充や新たな付加価値の提供、サービスの配信と管理の効率性向上を実現できるとしている。

また、ライセンス料金の事前支払いが不要な柔軟な従量課金システムにより、クラウドサービスを素早くかつ戦略的に展開できるという。

「Citrix Service Provider(CSP)プログラム」とは

同社はサービスプロバイダにとってのメリットとして、検証済みの「シトリックス リファレンス アーキテクチャ」により、包括的なホスト型ワークスペース・インフラストラクチャーを迅速に開発・展開できることを挙げる。ホスト型アプリケーションやDaaS、セキュアなファイルの同期と共有、モバイルデバイスの管理まで各種のクラウドベースのサービスを提供できるという。また、垂直市場や特定市場向けにカスタマイズしたサービスの提供により、自社のホスト型ワークスペース・ソリューションの対象となるユーザーを明確化するとともに、他社との差別化が容易になるとする。

同プログラムを通じて、ビジネスプランや市場規模の計測、販売プラン、需要の生成および顧客獲得に対応する包括的かつ規範的な事例やテンプレートを提供することで、ホスト型ビジネスの成功を支援。同社のテクニカルサポートやコンサルティングサービスの専門知識とサポートも利用できるという。

同プログラムのディストリビューターとして同日新たに、NTTアイティ(NTT IT)および日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の2社が加わった。既にディストリビューターであるインターネットイニシアティブ(IIJ)とネットワンシステムズにこの2社を加えた国内の認定ディストリビューター4社と共にCSPプログラムを推進していくと、シトリックスは表明している。

NTT ITと日本HPの2社が追加