東京都・京橋のLIXILギャラリーにて建築家の隈研吾監修のもと、映画作家・岡博大による「岡博大展 -ぎんざ遊映坐 映智をよびつぐ-」が開催される。会期は3月12日~5月23日(水曜、4月29日、5月6日休廊)。開館時間は10:00~18:00。入場無料。

今秋竣工予定の最新作「(仮)飯山ぷらざ」で、現場確認をする建築家の隈研吾と、ドキュメンタリー映画を撮影する岡博大

同展は、岡博大が4年半以上密着して撮影した隈研吾のドキュメンタリー映画を、隈研吾設計のモバイルシアターにて上映するもの。2014年9月より、同ギャラリーで開催されている企画「クリエイションの未来展」の展示のひとつで、日本の建築・美術界を牽引する4人のクリエイター、清水敏男(アートディレクター)、宮田亮平(金工作家)、隈研吾(建築家)、伊東豊雄(建築家)を監修者に迎え、それぞれ3カ月ごとの会期で、独自のテーマで現在進行形の考えを具現化しており、今回はその第3回目となる。竹素材で制作されたモバイルシアターでは、隈研吾の建築三昧の日常を記録したロードムービーや、東北被災地で取り組む南三陸町の復興プロジェクトに始まり、気仙大工棟梁の藤原出穂氏やアーティストたちの様子も上映される。各作品は約15分の短篇のループ上映となり、会期中順次、続編を公開していくということだ。

そのほか、関連企画として、隈研吾と岡博大によるトーク「建築と映画」が開催される。開催日時は3月23日18:00~20:00。入場料は無料。参加に際しては予約が必要となる。他にもイベントが予定されており、順次Webページで告知されるということだ。