アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は2月2日、名刺サイズのシングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」の第2世代モデル「Raspberry Pi 2 Model B」を同社Webサイトにて販売を開始すると発表した。

「Raspberry Pi」は、プログラミング教育用教材として開発されたLinuxベースのシングルボードコンピュータで、豊富なオープンソースソフトウェアがそのまま動作することや、コストパフォーマンスといった特徴により、2012年の発売以来、世界中で400万台以上が販売されている。

今回リリースされた「Raspberry Pi 2 Model B」は、コストパフォーマンスはそのままに、プロセッサの強化とメモリの増大により6倍超の高速化を実現している。プロセッサには、動作周波数800MHzのARM Cortex-A7コアを4基備えたBroadcom製「BCM2836」が組み込まれ、メモリ容量も1GBに拡張された。その他、GPIO(汎用入出力)やUSBポートなどの入出力、高効率スイッチイング電源、ボード形状などは、従来品の「Model B+」と同じであり、既存のケースやHAT対応拡張モジュールを利用できる。これらにより、従来品を新モデルに置き換えることで、6倍超の性能が得られるとしている。

シングルボードコンピュータの第2世代モデル「Raspberry Pi 2 Model B」