CEVAは、HARMAN、KeyLemon、nViso、SoftKinetic、Tobii Technology、The University of Sienaとのマルチモーダルヒューマンマシン技術にフォーカスした共同プロジェクトが、800億ユーロ規模の欧州連合(EU)の研究/革新プログラムであるHorizon 2020(H2020)から資金提供を受けたと発表した。

同プロジェクトは、FANCI(Face And body Analysis Natural Computer Interaction)として知られており、CEVAがプロジェクトコーディネータを務めている。具体的には、CEVAはヒューマンマシン技術向けの「CEVA-MM3101」イメージ&ビジョンプラットフォームおよびコンピュータビジョンライブラリのプロバイダとして、HARMANは自動車業界のエキスパートとして、KeyLemonは顔認識ソフトウェアのプロバイダとして、nVisoは感情検出ソフトウェアのエキスパートとして、SoftKineticは3Dビジョン技術およびジェスチャソフトウェアのプロバイダとして、Tobii Technologyは視線追跡技術のプロバイダとして、The University of SienaはアプリケーションレイヤおよびユーザAPIの開発者として、同プロジェクトに参画している。

なお、FANCIプロジェクトは、単一プラットフォーム上でのマルチモーダルヒューマンマシン技術の統合を中心テーマに据えており、これらの機能を組み込み製品に搭載する際のコストおよび消費電力の削減を実現する。また、FANCIは、革新的なマルチモーダルな顔・身体解析、およびNCI(Natural Computer Interface)の研究・革新・構築・設計・開発を行い、それらを認証する。さらに、さまざまなアプリケーションに適応するリファレンスプラットフォームを開発し、ユーザの評価結果とベンチマークを通した検証結果を提供する。

まず、同プロジェクトでは、自動車業界にフォーカスして同技術を実証するとしている。