ルネサス エレクトロニクスは1月27日、「R-INコンソーシアム」の設立に向けて、2月17日より、コンソーシアムメンバーの募集を開始すると発表した。

R-IN(Renesas's Platform for Industry)とは、産業分野に向けて同社が提供するプラットフォームである。まずは、産業用Ethernetをサポートした「R-IN32M3」シリーズ、R-INエンジンを搭載したネットワーク処理とリアルタイムを追求したモータ制御を融合させた「RZ/T1」グループによるプラットフォームを整備するという。新コンソーシアムでは、産業分野を中心に、世界中のユーザーに対して、同プラットフォームなど競争力のあるソリューションを提案・提供する機会をコンソーシアムメンバーに提供する。また、メンバー間の自律的な協業によって創生される幅広いソリューションラインナップにより、産業オートメーション市場を牽引し、ユーザーおよびコンソーシアムメンバーのグローバルなビジネス拡大に貢献することを目指し、4月より活動を開始する計画としている。

そして、これに先立ち、同コンソーシアムメンバーとして、ルネサスの製品を使用した産業分野向けのソリューションを提供してもらうとともに、他のメンバーと協業することにより、コンソーシアムから発信されるソリューションの拡大に貢献できるメンバーを募集している。なお、入会金および年会費は無料。会員の地位は、退会や除名、解散などによりメンバーがその地位を喪失しない限り、入会日より1年ごとの自動延長となる。入会方法、規約などの詳細は、2月17日に開設予定の専用Webサイトにて発表される。