IDC Japanは1月26日、国内企業のビジネスワークフロー環境に関する調査結果を発表した。これによると、国内企業は企業規模/産業分野を問わず、ワークフローの課題の上位に書類の量と処理時間を挙げていることがわかった。

具体的には、「勤務先全体で印刷する紙の量が多い」(39.4%)、「書類作成に手間がかかる」(35.5%)、「申請が終わるまでに時間がかかる」(26.9%)、「申請に必要な添付書類が多い」(24.6%)といった課題が挙がったという。

これらの課題は「申請処理のスピードアップ」(42.9%)、「印刷量の削減」(29.5%)、「担当者の負荷軽減」(28.4%)といったBWA(Business Workflow Automation:ビジネスワークフローオートメーション)システム導入目的の上位項目にも反映されている。

さらに、「情報管理(個人情報など)」(31.9%)、「申請状況の見える化」(31.5%)、「他のシステムとの連携」(23.9%)、「処理の自動記録とデータベース化」(22.8%)といった情報の管理や活用にもシステム導入のメリットを期待していることが明らかになった。

一方、BWAシステム導入の目的の1位である「申請処理のスピードアップ」の回答率を企業規模別に見ると、大規模企業(従業員数:1000人以上)で48.0%、中規模企業(100~999人)で47.3%であったのに対し、小規模企業(1~99人)では33.5%と差が出る結果となった。

また、導入目的の2位は、大規模企業が「申請状況の見える化」(39.5%)、中規模企業が「情報管理(個人情など)」(34.7%)、小規模企業が「担当者の負荷軽減」(28.9%)と分かれている。

同社は、今回の調査結果を、国内ユーザー企業が印刷量と処理時間の削減をワークフローの基本課題ととらえている現状を反映したものと見ている。

また、調査結果に現れた、BWAシステムの導入による効率化への期待の幅広さと企業規模による観点の違いには注目すべきとしている。

BWAシステムを導入する場合の目的:企業規模別(上位7項目) 資料:IDC Japan