日本電信電話(NTT)とピーディーシー(PDC)は1月21日、自然な音声対話が可能な「接客型デジタルサイネージ」を開発したと発表した。

「接客型デジタルサイネージ」コンセプト・イメージ

同サイネージは、ユーザーに能動的に話しかけ、ユーザーの発した要望を解釈し、ユーザーが置かれた状況に応じたインタラクティブな情報提示を行うなど、自然な対話が可能。

NTTが開発し、あらゆる騒音環境下で目的の音声をクリアに集音可能とする「インテリジェントマイク技術」を組み合わせ、ショッピングセンターのような騒がしい環境下でもユーザーの音声を認識することができる。

同社によると、一般的な駅や商業施設の騒音レベルは60~80dBだが、NTTのインテリジェントマイク技術を用いると、100dBの騒音下においても音声認識が可能だという。

また、詳細な粒度の固有表現を獲得する固有表現抽出技術や、低コストで作成可能な学習データに基づくタスク判定技術の活用により、これまでと同じ対話のシナリオを作成する場合には、対話ルール数の削減を実現する。