KDDI、沖縄セルラーは19日、au初のシニア向けスマートフォン「BASIO」(京セラ製)を発表した。2月中旬より発売する。シニアでも使いこなしやすい操作性と視認性を追求しつつ、VoLTEやキャリアアグリゲーションなど最新の通信技術にも対応する。55歳以上の購入者に提供する専用料金プランも用意している。

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BASIO

「BASIO」は、約5.0インチのフルHDディスプレイを搭載したシニア向けスマートフォン。文字サイズやコントラストに配慮し、電話・メール専用のハードボタンを配置するなどシニアでも使いこなしやすい操作性と視認性を追求したのが特徴。操作に困った場合に、auお客様センターに簡単接続できるショートカットアイコンも配置した。音声利用もシニアに配慮し、au VoLTE専用にチューニングした京セラの独自機能「スマートソニックレシーバー」のほか、通話中の無音部分を利用し、相手の声の速度を落として聞きやすくする「ゆっくり通話」、通話中に好みの音質に調整して聞こえやすくする「聞こえ調整」などに対応し、音の聞きやすさも追求した。

「Google Play」も利用可能。「LINE」にいたってはショートカットアプリをプリインストールしている。このほか、歩数計通知機能、撮影した写真を簡単に家族間共有できる家族間SNSなどの機能も備える。通信面では、下り最大150Mbpsの4G LTE、キャリアアグリゲーション、WiMAX 2+、VoLTEにも対応する。

なお、同端末の発売にあわせて専用プラン「シニアプラン(V)」も提供する。同プランの月額利用料は、基本使用料とインターネット接続料を合わせて4,280円。基本使用料には、月間データ容量0.7GBが含まれる。同プランであれば、1時から21時までの国内通話料は無料となる。対象の固定通信サービスを利用した場合に割引きが行われるauスマートバリューを適用することで、月額3,346円で利用可能となる。

同端末の主なスペックは以下のとおり。OSはAndroid 4.4、ディスプレイは約5.0インチ TFT/FHD。RAMは約2GB、ROMは約16GB、外部メモリとして最大128GBまでのmicroSDXCに対応する。カメラはメインが約1300万画素、サブが約97万画素。バッテリ容量は3000mAh、連続通話時間はVoLTE接続時で約1530分、連続待受時間はLTE/WiMAX 2+接続時で約750時間。サイズ/重量は、約70(W)x142(H)x10.4(D)mm/約152g。カラーはゴールド、ピンク、ブルーの3色。

サービス・機能面では、Wi-Fiテザリング、グローバルパスポート、Bluetooth 4.0、IEEE 802.11 a/b/g/n/acのWi-Fi、おサイフケータイ、NFC、赤外線、防水・防塵・耐衝撃などに対応する。

(記事提供: AndroWire編集部)