大垣共立銀行グループの共立キャピタルはこのたび、投資ファンド「PNB‐INSPiRE Ethical Fund 1投資事業有限責任組合」へ1億円を出資したと発表した。

同ファンドは、ASEAN経済共同体の創設を控え、更なる経済発展が期待されるASEAN市場や、世界人口の4分の1(約16億人)を占めると言われるイスラム市場での事業展開を目指す中堅・中小企業へ投資するとともに、両市場が交錯するマレーシアで最大手の政府系資産運用会社PNBと連携して投資先の海外ビジネスを支援しているという。このたびの出資はASEAN・イスラム市場における海外ビジネスサポート体制の拡充を図るもので、東海地区の企業としては初めてだという。

OKB大垣共立銀行は今後も、グループ一体となり取引先の海外ビジネスをサポートしていくとしている。

「PNB‐INSPiRE Ethical Fund 1投資事業有限責任組合」

  • ファンド総額:4,950百万円

  • 無限責任組合員:インスパイアPNBパートナーズ

  • 有限責任組合員:PNB Equity Resource Corporation、独立行政法人中小企業基盤整備機構、地方銀行など

  • 活動:日本初のシャリア(イスラム法)適格ファンドとしてインスパイアが中心となり設立。アジア(特にASEAN)市場やイスラム市場で事業展開を目指す中堅・中小企業を支援。日本の技術革新力にフォーカスし、海外の新興市場の成長力を取り込むためのリスクマネーを供給することで震災後の"新しい日本"実現を目指す