2014年は『戦力外捜査官』(日本テレビ系)、『ゼロの真実~監察医・松本真央~』(テレビ朝日系)、『すべてがFになる』(フジテレビ系)など、1年を通してドラマにレギュラー出演した水沢エレナ。2013年は事務所を移籍し、2006年から務めていたファッション誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルを卒業。2014年から『Oggi』(小学館)にレギュラー出演するなど、昨年は水沢にとって転機の年となった。その水沢が、昨年12月に行われたオスカープロモーション所属の晴れ着撮影会に出席。転機の年を振り返ってもらい、今年の抱負を聞いた。

水沢エレナ 撮影:荒金大介(Sketch)

――今日の晴れ着の感想は?

白地に緑というのが珍しいですし、所々に柄が入っているのですごく華やかで、とても気に入っています。

――「きものクイーンコンテスト2014」のスペシャルサポーターに就任したり、12月の「日光女子倶楽部」部長就任式典では白無垢姿を披露したりと和装に縁がある一年でしたね。

こんなにたくさんの着物を着させていただいたのは初めてでした。小さい頃に七五三もありましたし、夏祭りでも浴衣を着ることもあったので自分では和装に違和感はなかったんですが、周りの方からは「こんなに似合うと思わなかった」と言われることが多かったです(笑)。

――2014年は『すべてがFになる』の国枝桃子役が印象に残っています。ショートカットで美貌を封印。男性に対する冷たい態度は周囲でも話題になったのでは?

普段と正反対なので「面白い」と言われるんですけど、現場のスタッフさんは初めての方がほとんどだったので、ウィッグを外していると「誰だか分からなかった」「ちょっと色気を感じるよね」とびっくりする人もいました(笑)。自分とかけ離れた役をいただくと、すごく興味が湧いて演じていて楽しいですし、やっぱり魅力ありますよね。

――1年間ドラマのレギュラーを続けてみて、生活面などで変化はありましたか。

デビューしてからモデルのお仕事をさせていただく中で、お仕事のある日常がとても心地が良いことに気づきました。逆にお仕事がない時の方が、気持ちがソワソワしてしまうので、一年を通してお芝居をできていたことはすごく幸せなこと。現場にいる時間やお仕事関係の何かをやっている時の方が、一番自分らしくいられるような気がします。

――『Seventeen』モデル時代からずっと絶え間なく仕事をされているイメージでしたが、今までソワソワすることはあったんですか。

学生の時は不安に思うこともありました。高校が芸能コースだったので、学校に行っても仕事の現場に行っても常に緊張感がありましたし、不安に思ったり時にはネガティブになることも。でも、この一年ですごく変わったなと思います。

――昨年、事務所を移籍しましたし、『Seventeen』も卒業しました。2014年は変化の一年でしたね。

すべてを考えると結構スリルのあるというか、大きな挑戦だったと思います。自分の「絶対にやり遂げる」という意志は強かったんですけど、周りの方のたくさんの支えがあったので、すごくいい流れで自分をどんどん変えられているなと実感しています。

――ブログでは時々料理のことも書かれていますが、手の込んだものもありますよね。

小さい頃から母の料理の手伝いをするのが好きです。私にとっての料理は義務的なものというよりも、いちばんの息抜きでストレス解消。ハンバーグを作る時も、集中しすぎてひたすら玉ねぎを切ってしまって、あっという間に1~2時間たってしまうことも(笑)。母と一緒に住んでいるんですけど、母が味にとても厳しいのでいつもチェックしてもらっています。

――水沢さんの活躍も喜んでいらっしゃるのでは。

すごく喜んでくれています。ドラマも観てくれているみたいで、「ここがかわいかった」とか、「もう少しこうした方がよかった」とか、「娘だから褒める」というよりも、良いところも悪いところも冷静な意見をくれます。そういう身近な人からの評価はとても大切。私は褒められて伸びるタイプなので、少し褒められるとすぐに「よし! がんばるぞ!」とやる気が湧きます(笑)。

――2015年の飛躍に向けて、2014年は「ホップ、ステップ」となった一年だったのでは?

1年を通してずっとお芝居に携われていたことはうれしいことですし、ホップ、ステップ……どこなんだろう、今は(笑)。やる気は常に満々なので、タイミングを待つのみ。いつでもジャンプできるように、自分磨きを怠らずに一生懸命がんばりたいと思います。

■プロフィール
水沢エレナ
1992年3月21日生まれ。愛知県出身。AB型。趣味は料理、散歩、読書。2006年から女性ファッション誌『Seventeen』の専属モデルを務め、2013年に卒業。女優デビューは2007年のドラマ『恋する日曜日』(BS-i)で、『恋空』(TBS系 2008年)、『美丘-君がいた日々-』(日本テレビ系 2010年)、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系 2013年)など数々のドラマに出演。2014年は『戦力外捜査官』(日本テレビ系)、『ゼロの真実~監察医・松本真央~』(テレビ朝日系)、『すべてがFになる』(フジテレビ系)などにレギュラー出演した。