埼玉県は2015年1月8日~3月1日、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザにて、動物の"目線映像"に特化した企画展「どうぶつは、なにをみてるの?~目線映像とバイオロギング~」を開催する。

オジロワシ目線からのパリ上空、奥にはエッフェル塔も ※上映作品『Freedom, An Eagle Takes Flight』

クマの首輪に付けたビデオカメラで撮影された映像。左のクマはメスとみられる。上は首輪を付けたオスグマの下あご ※富山県 立山カルデラ砂防博物館

"動物目線"で捉えた貴重な映像の数々を紹介

同展は、装着タイプの小型ビデオカメラで撮影された、動物の目線映像の世界を紹介する企画展。南極などの極地で生物の生態を独自の手法で研究し、生物の謎に迫る生物学者 ・渡辺佑基氏(国立極地研究所 助教)が撮影した貴重な映像などを用意する。

小型ビデオカメラを装着したサメ 国立極地研究所 渡辺佑基

会場では、野生動物に小型の記録計やビデオカメラを取り付けて動物の行動を動物自身に測らせる手法「バイオロギング(bio+logging)」で捉えた、海中を泳ぐペンギンの捕食映像やサメの目線映像などを上映。「ペンギンは海の中で何を食べてるの?」「サメは種類によって泳ぎ方やスピードが違うの?」「北海道で生活するウミドリはどんな風に飛んで、どんな風に泳ぐの?」などの疑問に答える、納得の映像が楽しめる。

そのほか、富山県立山に生息するツキノワグマにカメラを装着し、森を縦横無尽に進むクマの目線や、フランスのパリ上空を飛ぶオジロワシに小型カメラを装着して撮影されたダイナミックな映像なども楽しめる。

小型ビデオカメラを装着したペンギン 国立極地研究所 渡辺佑基

また、「みんなで体験コーナー!動物の目線を体験しよう!!」では、実際にイヌやヘビ、トリの目線カメラを動かしたり、自分に目線カメラをつけて、スペースを動きまわってみるなどの体験が可能となる。

開催期間は、2015年1月8日~3月1日。会場は、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム 企画展コーナー(埼玉県川口市上青木3-12-63)。料金(税込)は大人510円、小人250円で、常設展も観覧できる。