チューリッヒ保険(以下チューリッヒ)は18日、ブリヂストンサイクルと提携し「フリー・ケア・プログラム」を開始すると発表した。

同プログラムは、12月中旬より全国の販売店を通して新発売される、ブリヂストンサイクルのベストセラー通学車「Albelt(アルベルト)」2015年モデルの購入者に対し、同社が賠償責任補償付き傷害保険を無料提供するもの。

このたびの提携により、「Albelt(アルベルト)」2015年モデルの購入者は、商品に付属している加入登録カードのはがきを返送し登録を完了するだけで、6カ月間の無料プランを受けることができる。同プランでは、自転車による事故はもちろん日常生活の中であやまって他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまい法律上の賠償責任を負った場合、最高1000万円の賠償責任保険金を支払うという。また、自転車事故を原因とするケガで5日以上入院した場合、入院保険金(一時金)を支払うという。

無料プラン終了時には、月額500円の保険料で最高1億円まで補償される賠償責任補償付き傷害保険の追加補償プランを顧客へ案内するという。これにより、顧客は少額の保険料でさらに補償を充実させ、万一の事故に備えることが可能になるとしている。

また、チューリッヒは、ブリヂストンサイクルとの提携記念として、2015年4月末までに「Albelt(アルベルト)」2015年モデルを購入し、有料プランに加入したすべての顧客に対し、補償内容が記載された「オリジナル図書カード(500円分)」をプレゼントするとしている。

埼玉県や兵庫県のように、自治体によっては、自転車の所有者に対し、条例による交通傷害保険の加入推奨や義務化の動きが出ているが、このたびの提携により、ブリヂストンサイクルは、万一の事故に備えたい顧客の要望に直接応えることが可能となるという。

このたび新たに提携が実現した国内屈指の自転車メーカーであるブリヂストンサイクルをはじめとして、今後も「ケア」の精神と「イノベーション」の発想に基づき、顧客にとってより価値のある魅力的な商品やサービスの提供に努めていくとしている。