開発者向け情報サイト「Dr. Dobb's」は12月16日(米国時間)、過去12カ月において、すぐれていたコーディング/テスト/デバッグツールを選ぶアワード「Jolt Awards 2015」を発表した。

「Jolt Awards 2015」では、ファイナリストとして6つのツールを選んだうえで、次点「Productivity Award」として2つのツールを、トップとして1つのツールを選んでいる。

今回、最もすぐれた開発ツールとして選ばれたのはクラウド開発環境「Cloud9 IDE」だ。Cloud9 IDEは、Webブラウザ上でNode.js、 HTML5、CSS and JavaScript、 PHP、 Python、 Django、Ruby on Rails、C/C++、StrongLoopといった開発スタックとプログラミング言語を利用できる。

同サイトでは、サポートが十分ではないとしながらも、マルチ言語に対応した"初めての真のクラウドベースの統合開発環境"であり、スピードとシンプルさを兼ね備えていると賞賛している。

次点に選ばれたのは「Xamarin 3」と「IntelliJ IDEA 14」だ。Xamarin 3はC#でiOS/Android向けのアプリが開発できる統合開発環境で、IntelliJ IDEA 14はlambdaに対応したJavaプラットフォーム向け統合開発環境だ。

そのほか、アップルの統合開発環境「XCode 6.1」、 軽量でマルチプラットフォームに対応し、オープンソースのマルチプラットフォーム対応のプログラミングエディタ「Light Table」、マイクロソフトの統合開発環境「Visual Studio 2013 Update 4」が、ファイナリストとして選ばれている。