厚生労働省は12月5日、平成26年第48週(11月24日~11月30日)の感染症発生動向調査で、インフルエンザの定点当たり報告数が1.90(定点数:全国に約5000カ所、報告数:9396)となり、流行開始の目安としている1.00を上回ったことから、今年もインフルエンザが流行シーズンに入ったと考えられると発表した。

昨年は第51週で流行シーズン入りしており、今年は3週早く流行シーズンに入ったことになる。

インフルエンザ流行レベルマップ 資料:国立感染症研究所感染症疫学センター

都道府県別では岩手県(10.52)、福島県(6.41)、埼玉県(5.05)、神奈川県(4.04)、東京都(3.62)、千葉県(2.90)、奈良県(2.67)、長崎県(1.93)の順で報告が多くなっており、46都道府県で前週の報告数よりも増加が見られたという。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況を見ると、直近の5週間(2014 年第44週~第 48週)では AH3亜型の検出割合が最も多く、これにAH1pdm09続いており、B型は検出されていないとのこと。