トレンド総研は12月3日、10~30代の男女500名を対象に「バイラルメディア」に関する調査をおこない、その結果を発表した。同調査は、11月4日~6日にかけてインターネットを利用し実施したもの。

同調査によると、「周囲にバイラルメディアを見ている人」がいるとの回答は16%で、約6人に1人という結果となった。

周囲で見ている人が多いと思う「バイラルメディア」は? 資料提供:トレンド総研

「周囲で見ている人が多いと思うバイラルメディア」にて1位となったのは、最新ニュースやエンタメ記事、オリジナルコラムなど幅広いジャンルの話題を提供する「Spotlight」。「知り合いがよくシェアしている」や「Twitterのタイムラインでよく流れてきて、面白い話題が多い」など、実際に周囲がシェアした記事をSNS上でよく目にすると感じる人が多いという。

Spotlightイメージ

2位は、おもしろ画像・衝撃動画・気になるまとめなどを世界中から集めた「BUZZ HOUSEで、次いで「CuRAZY」との結果となった。

CuRAZYイメージ

また同社は、ランキングで上位にあがったバイラルメディアについて、2014年に拡散された数の多い記事のトップ3を調査した。

これによると、「Spotlight」にて最も多いシェア数の記事は、「初めての育児に不安だらけだった1 年。1 歳児検診の帰りにパパがママに贈った感謝のサプライズ」で、22万130シェア。

「BUZZ HOUSE」では、「路上でBIG BANGのドラムを演奏しはじめた美少女のレベルが高すぎて騒然!!!」で1万2066シェア、「CuRAZY」は「そうとも言える!!バツとも言えないテストの秀逸な珍回答10 選(画像)」で36万5567シェアとなった。

「Spotlight」プロデューサー兼編集長 渡辺将基氏によると、シェアされる記事の共通点は、読者の感情を大きく動かすコンテンツを含んでいることだという。

「感動系のコンテンツやポジティブな意味で驚きがあるもの、絶景やアートなどの美しさを含むコンテンツが中心となっている。実名制のソーシャルメディアであるFacebook 上でシェアされることを意識して、コンテンツがマイナスイメージを与えるような記事はできるだけ配信しないように心がけている。」と、同氏は説明する。