島根県出雲市とJR西日本米子支社は1日、「大社駅はじまりプロジェクト」の一環で、旧大社駅舎(出雲市)のライトアップと企画展示を開始した。

ライトアップされた旧大社駅舎

このプロジェクトは、「出雲から東京へ向かう列車の『始発駅』であり、東京方面からの参拝客にとって大社参拝の『はじまりの場所』といえる旧大社駅の歴史・文化的価値を再認識し、利活用すること」(JR西日本)を目的に発足。地元や行政、民間企業が一体となり、さまざまな取組みを通して旧大社駅の魅力を発信する。

駅舎ライトアップは、出雲に集う神々を迎える「神迎祭(かみむかえさい)」から、全国に神々を見送る「神等去出祭(からさでさい)」までの期間にあたる12月1~7日、毎日17~21時に実施。国の重要文化財指定でもある旧駅舎を幻想的に照らす。

企画展示は旧駅舎内展示室の展示を一部リニューアルして実施。「大社駅のはじまりと昭和のにぎわい」をテーマに、かつて多くの参拝客でにぎわった大社駅の創生期と繁栄期を、写真などの貴重に資料で振り返る。展示期間は1月31日まで、毎日9時から17時まで観覧できる。ライトアップ期間中(12月1~7日)は開館時間を21時まで延長するとのこと(入場無料)。