良い習慣はあなたの生活や仕事を良い方向へと導いてくれるが、悪い習慣となるとやっかいだ。「片付けられない」程度の習慣なら良いが、健康に影響するような悪い癖なら「やめられなくて……」と苦笑している場合ではないかもしれない。

悪いと知りつつやめられない癖はどのように対処すれば良いのか。Dumb Little Manの記事「悪い習慣を辞める7つの方法(原題:Get Rid Of Your Bad Habits in 7 Easy Steps)」を紹介したい。今度こそ悪習慣を断ち切れるように頑張っていこう。

まずは、悪いと知りつつ習慣を続けてしまう心理として、多くのケースで「言い訳」と「自分への憐れみ」が背景にあるのだという。言い訳が多い人や何事においても能動的ではなく、「犠牲になっている」という気持ちが強い人は、その考え方が自分の悪い習慣に繋がっていることを理解しておこう。

では具体的に改善していくステップはどのようにすれば良いのか見て行こう。

書き出す

禁煙や禁酒ど、改めたい癖を全て書き出していこう。

紙と鉛筆や、Evernoteなどのデジタルアプリでも何でも良い。書き出すことで、犠牲になっているというマイナスな感覚から「このままではダメだ。変えていこう」という能動的な感覚に変わるかもしれない。

また、常に目に触れることで、「自分は癖をなおそうとしているんだ」と言い聞かせられるメリットもある。

優先順位

全てを書き出したら優先順位を決めていこう。タバコやアルコール、摂食といった健康に害が及ぶものは、優先順位を高くすることが重要だ。

すぐにできる対策を

禁煙を始めたいのであれば、目の前にタバコがある環境は良くない。

家族や友人などに「禁煙中だから目の前でタバコは吸わないで……」といったお願いをしよう。

それでも普通に生活していれば、タバコが視界に入ることは避けられない。その際は、タバコを吸うという癖を、別のことに置き換えてみよう。例えば、「吸いたくなったら自転車に乗る」「走る」といった具合にだ。

ショッピングの癖がある人は、お金を使うことに対して楽しみを見いだすのではなく、貯めることを楽しいと思うように工夫してみよう。あるいは、日用品以外の買い物へ行く回数を月に1度と決めてみるのも良い案かもしれない。

フォーカスは1つに

ここまでのアドバイスを活かして優先順位を決めたら、それぞれの改善点1つ1つに集中してみよう。

いくらあなたが器用であっても、人間という生き物はそこまでマルチタスクな造りではない。1つに全力を尽くしてやめることができれば、その成功をまた次の課題に応用できる。

友達と一緒に

同じことに取り組む仲間がいれば、励まし合うことができるし、元の悪しき習慣に戻りつつある自分もセーブできる。

近くに同じ目標を持った友達がいなくても、ネット上に似たような悩みを抱える人が集まる掲示板もある。

「他の人もやっているのだから頑張ろう」という気持ちは、予想外の効果をあなたにもたらすかもしれない。

成果を振り返る

これまでどれだけの成果があったのか、何日悪い習慣を断つことができたのか把握できれば、自信に繋げられる。

その日の成果を毎日記録して週単位や月単位で振り返ってみよう。少しずつでも成果を実感できれば、ゴールは近づいているはずだ。

ご褒美

目標を達成できたと思ったら、きちんとそれを認めよう。

周囲に伝えて褒めてもらうというのも良いし、奮発して靴を新調するなどちょっと贅沢をしてもいいかもしれない。

幸福感を抱くという行為は、また次の取り組みに繋げる意味でも重要といえるだろう。