都会人にとって、お留守番がさほど苦にならず「おかえり?!」と玄関のドアを開けると出迎えてくれる猫は理想的なパートナー。でも、荷物を抱えて帰った時など、横をすり抜けて外に出てしまう危険にドキッとする事がありませんか? 大切な猫と毎日楽しく暮らすために、壁や床にくぎも打てない賃貸住宅でもDIYで設置できる猫の脱走防止手段(ドア編)をご紹介します(※)。

【賃貸物件で猫と暮らすためのDIY】猫の脱走防止手段(ドア編)

猫は好奇心の固まりですが、何かの弾みにひょいと外に出てしまうとパニックになります。悲しい事故を防ぐために、今回は脱走防止用の透明な内ドアの設置方法をご紹介します。 帰宅時にドアを開けると内ドアのなかで「待ってたにゃ?!」とポーズを構えている猫が見えて安心です。

設置する内ドアは、スペースをとらない引き戸タイプ。片側のみ開閉使用するようなドアの構造(襖のような構造)となります。設置場所は、玄関を入ってすぐの居室へと続くスペースがオススメ。外のドアとの間に人が入れる空間を作っておくことがポイントです。

【1】設置する場所にあわせて木材で「引き戸」のフレームを作ります。上下にはレール用木材を使用し、跡が残らないようなタイプの両面テープ等で枠を取り付けます。

【2】1のフレームに合うように、左右のドアを作ります。ドアはホームセンターで販売されているパネル枠と、扱いやすく安価なポリカーボネートを加工して組み上げます。

【3】ドアの内外に引き戸用の取っ手を取り付けます。出来上がったドアを1で作ったフレームにはめ込みます。

【4】左右のドアの重なっている部分に設置する鍵を作ります。(鍵の無い引き戸だと猫に突破されてしまうこともあるので……)引き戸を閉めたまま左右のドアが重なる部分にドリルなどで穴を開け、穴の周辺をゴムラバーで補強します。開いた穴に棒を通すと鍵の完成。棒が落下しないように、鎖などで固定するとよいでしょう。

【5】最後にドアがスムーズに開閉するかチェックして完成です! スムーズに開閉しない場合や、扉の強度が低いと感じたら、手直しで対応しましょう。

■材料

・補強材フレーム、パネルフレーム×2本、ポリカーボネート板、パネルレール、ドアの取っ手×4個、鎖、棒、ゴムラバー 猫の手を借りずに頑張って作ってにゃん!

※設置の際は、事前に管理会社や物件所有者に必ずご相談ください。また猫の脱走防止を保障するものではありませんので、ご了承の上、参考にしていただければと思います。

山本葉子(やまもと ようこ)

NPO法人東京キャットガーディアン代表。2002年より個人シェルターとして豊島区の自宅で約30頭の猫たちの保護を開始。2008年に開放型シェルター(猫カフェスペース)を東京都の大塚に国内初の運営形態として立ち上げる。2010年に特定非営利活動法人(NPO法人)取得。猫の預かりボランティアができる「猫付きマンション」を展開。これまでに約4000頭の猫を里親に譲渡する活動を実施。ペットウエルカム物件が探せる「しっぽ不動産」を運営。