リバーベッドテクノロジーは11月18日、主力製品の次世代バージョンである「Riverbed SteelHead 9.0」および「Riverbed SteelCentral AppResponse 9.5」を発表した。

これらの新たなソリューションは、ビジネス・インテント・ポリシー(ビジネス目的に応じたポリシー)に基づき、アプリケーションのグループ化を容易にするネットワーク・パスセレクション(経路選択)機能によって、アプリケーションの最適化、可視化、ハイブリッドネットワーク全体の制御を行う。

SteelHead 9.0は、WAN最適化製品で、アプリケーションタイプとビジネス上の優先度に沿ってアプリケーションをグループ化し、多様なアプリケーションのSLAアクティベーションを自動化する。SteelHead 9.0のパスセレクション機能は、ネットワークパスを効率よく特定するとともに、ビジネスニーズに従って重要度の高いアプリケーションの優先順位付けと保護を行い、最も高速なネットワークで配信し、重要度の低いアプリケーションはインターネットで配信する。

例えば、Microsoft Lyncでは、音声トラフィックにはMPLSが、動画トラフィックにはインターネットが使用されるようになっている。

さらにSteelCentral AppReponse 9.5と統合することにより、オンプレミス、クラウド、およびSaaSのアプリケーションを可視化する。

SteelCentral AppResponse 9.5は、SteelHeadによる最適化の有無にかかわらず、エンタープライズのWebアプリケーションおよびSaaSアプリケーションにおけるエンドユーザ・エクスペリエンスを測定し、高速かつ効果的なモニタリングとトラブルシューティングを可能にする。

SteelHead 9.0およびSteelCentral AppResponse 9.5は、いずれも2014年 第4四半期に発売する予定。