リコーは11月13日、リコーの複合機とクラウドを連携した機械翻訳サービス「RICOH ドキュメント翻訳サービス」を開始すると発表した。

同サービスは、翻訳や通訳、翻訳ソフト開発などの事業を展開するクロスランゲージの翻訳エンジンを採用しており、紙文書を複合機でスキャン、あるいはPCから電子ファイルをクラウドにアップロードすることで、9ヵ国語を翻訳することが可能。

日本語、英語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語、欧州5ヵ国語(ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語)の翻訳に対応している。

クラウドサーバで翻訳処理を行うので、PCへのソフトウェアのインストールは不要で、すぐにサービスを利用開始できる。

クラウドサービスとの通信はSSL暗号化が行われた形で行われ、翻訳結果のファイルには事前に登録してある利用者しかアクセスできない仕様となっている。

電子文書のファイルをアップロードするだけで、文書全体の内容を翻訳することができ、PCで作成したMicrosoft Officeの文書は、元データのレイアウトを維持したまま翻訳が可能。

年間利用料(税別)は4万6800円(3ユーザーID)から。

「RICOH ドキュメント翻訳サービス」の概念図