JPCERT/CCは11月12日、Adobe Flash Playerに複数の脆弱性があるとして注意を呼びかけている。発表によると、遠隔の第三者が、これらの脆弱性を悪用した細工したコンテンツをユーザーに開かせることで、任意のコードを実行させるおそれがあるという。

米Adobe Systemsは11月11日(現地時間)、18件の脆弱性を修正する「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。

「Adobe Flash Player」の18件の脆弱性

Windows版とMacintosh版のユーザーは、バージョン15.0.0.223にアップデートする必要がある。延長サポートリリースのユーザーは、バージョン13.0.0.252に、Linux版のユーザーはバージョン11.2.202.418にアップデートする必要がある。

Adobe Flash Playerが標準で同梱されているWindows 8用Internet Explorer 10、Windows 8.1用Internet Explorer 11は、Windows Updateなどで最新のFlash Playerが更新プログラムとして提供される。

同様に、Flash Playerが標準で同梱されているGoogle Chromeでは、Google Chromeのアップデート時にAdobe Flash Playerが更新される。