2013年第3四半期国内クライアントPC市場、シェア首位はNEC レノボ

IDC Japanは11月11日、国内におけるクライアントPC市場出荷実績値を発表した。これによると、2014年第3四半期（7月～9月）の国内クライアントPC出荷台数は、ビジネス市場が192万台(前年同期比26.1%減)、家庭市場が112万台(同比6.4%減)となった。

同社によると、2014年第3四半期のPC出荷台数は、Windows XP サポート終了に伴う需要の反動と、家庭市場の冷え込みの影響を受け、前期のプラス成長から反転し、前年同期比でマイナス成長になったという。

ビジネス市場はWindows XPサポート終了に伴う買い替え需要が終焉を迎えてマイナス成長となったが、家庭市場は増税後に市場が冷え込んできた一方で、ベンダー各社の生産調整が間に合わず想定よりも若干多めの出荷が行われてマイナス幅は軽減されたと考えられるとのこと。

ベンダーシェアは、上から、NEC レノボ　グループ、富士通、東芝、デル、ヒューレット・パッカードとなった。

NEC レノボグループは、ビジネス市場で前年同期比19.5%減、家庭市場では同比4.6%増となり、全体では11.7%減となった。

富士通は、ビジネス市場で前年同期比30.9%減、家庭市場では同比31.4%減と、全体では31.0%減となった。

東芝は、前期よりシェアを上げ、デルを抜いて3位となった。ビジネス市場で前年同期比16.5%減、家庭市場では同比7.0%増となり、全体では8.4%減となった。