トライポッドワークスは、企業におけるファイル転送やオンラインストレージの利用実態の把握を目的として、日常的にファイル転送サービスやオンラインストレージサービスを使った経験がある従業員数100名以上の「民間企業」に勤める会社員を対象に、2014年8月にインターネットパネル調査を利用して実態調査を実施、その結果を「企業におけるファイル転送とオンラインストレージの業務利用と期待」として発表した。

それによると、社外へのファイル転送方法では、回答者のうち92.7%が「メールの添付」と答えており、その一方で「ファイル転送サービスまたはアップローダー」、「オンラインストレージサービス」を利用していると答えた割合が83.5%に上った。また、メールの添付と併用してファイルを転送している割合が53.2%あり、転送する内容によりメールの添付とファイル転送サービスやオンラインストレージサービスを使い分けていることが分かったという。

社外へのファイル転送方法

ファイル転送とオンラインストレージサービスの会社内での許可状況についての調査では、全体の84.9%のユーザーが公式に社内利用を全面禁止しているわけではないことが分かり、また暗黙的に利用されている現状も24.9%となっており、部分的・暗黙的・状況不明などファイル転送サービスの企業内利用自体がグレーゾーンであることがうかがえるという。

なお、個人でファイル転送とオンラインストレージサービスを利用しているユーザーは、その7割が業務での利用を求めている。