ウイングアーク1stは、政府や自治体により公開されたオープンデータや民間企業の各種統計データ、マーケティング・ターゲット選定やマーケティング効果測定に有益なデータを取りまとめ、顧客の情報活用を支援する第三者データ提供サービス「3rd Party Data Gallery」を、12月1日より開始すると発表した。

第三者データ提供サービス「3rd Party Data Gallery」Webサイト

「3rd Party Data Gallery」で提供する第三者データは、GISマーケティングを専門とするJPSや、気象情報を扱うウェザーニューズ、ID-POS・FSPのパイオニアのカスタマー・コミュニケーションズ、ソーシャル・ビッグデータ活用を行うホットリンク、ソーシャルネットワーク上で共有される位置情報を活用したサービスを展開するナイトレイが提供するもの。

「人口・世帯統計データ」「事業者・建物データ」「地理・気象データ」「消費動向データメディア」「評価・口コミデータ」の5つの分野で構成され、今後も順次拡大していくほか、「人口・世帯統計データ」の分野では、流動人口推計データの提供も含め充実を図る。

また、多様なデータを統合し分析・可視化が行える直感的なダッシュボード製品「MotionBoard」(オンプレミス版 / クラウド版)をはじめ、同社の提供するBI製品全般および顧客のアプリケーション上で自由に利用可能となる。

同社は、利用イメージとして、「MotionBoard」の地図機能により「人口・世帯統計データ」や「事業者・建物データ」を使ってエリアのポテンシャルを表現し、その上に自社および他社店舗情報を重ね、直感的な商圏分析を想定している。

「MotionBoard」のレイヤーチャート機能を利用し、時系列で「気象データ」をもとに気象変動を表すチャートと自社売上チャートを重ねて相関分析を行うなど、ウェザーマーチャンダイジングにおける活用や、テキストデータ分析ツール「Dr.Sum EA TextOLAP」により、「評価・口コミデータ」となるソーシャルリスニングデータやアンケートデータのテキストデータと企業内で保有する定量データを組み合わせたOLAP分析なども可能だ。